東電、仮設電源の工事着手へ 福島第1の注水装置向け

2011/3/17 2:51
 東京電力は17日未明の会見で、福島第1原子力発電所の敷地内に仮設電源を設置する工事を同日から始めることを明らかにした。十分な電源が確保できれば、問題が起きている原子炉などへの注水を効率的に行うことができるようになる。
 工事はまず放射線量の少ない場所を探して電源車や電源盤などコントロール用の設備を設置。原子炉の外にある注水ポンプに配線する。東北電力の送配電網から電力を供給するための電力ケーブルの設置工事も同時に進めるが、完成は電源車よりも遅くなる見通し。
 仮設電源の注水装置への接続がうまくいけば、原子炉圧力容器や格納容器、使用済み燃料貯蔵プールなどへ海水を送ることができるようになり燃料棒を冷却できる。
 工事は早ければ17日午前中に始めるが、完成にどのぐらい時間を要するかは作業を始めないと分からない。警察の放水車による冷却作業なども並行して実施する。